何度かここに登場したことのある母はこの3月で97歳になりました。3年前に子供たち4人が集まって誕生会をしたのが最後で、コロナ禍のために訪ねて行くことも躊躇っていました。週に何回かデイサービスに通ったり時々はお泊りもあるような生活をしているとのことでした。毎日ルーティンを繰り返しているようですこぶる元気そのもののようです。彼女からこの連休中に電話があって「また書いたので本にしてちょうだい」とのこと。詩というか短歌のようなものを毎日書き留めたものをパソコンで入力してあげて、それをプリントしたものをクリアファイルに入れて本の形にしたものを何度か送ってあげました。それを老人ホームのスタッフや入居者に見せたところ大変喜ばれたということで気を良くして毎日毎日書き続けています。連休中に送られて来たものを入力するのですが、さすがにこちらもだんだん高齢になった分視力が落ちて来て文字がなかなか読み取れなくなっていることに気付き「ちょっとまずいな」と感じ始めました。何日間かかけて連休中には完成させたものを送りました。今頃は届いているかも知れません。改めて「尋常小学校しか出ていないのにどうしてこんな難しい漢字を書けるのか」と感心してしまいますが、百歳近くになっても誰かに喜んでもらいたいという思いがあることが素晴らしいと思いました。