『その企てや仕業が人間から出たものなら自滅するであろう。しかしもし神から出たものならその人たちを滅ぼすことは出来まい。』(使徒行伝より)プーチン大統領が始めた戦争が間もなく3ヶ月になろうとしていますが未だに収まる気配は見えません。開戦理由の一つに「NATOの拡大を防ぐため」とありましたが、フィンランドとスウェーデンが加盟申請することになり、結果的に「全くの逆効果」になってしまいました。人間のやることですから全てが正しい訳でもないし、時には大きな間違いを犯すこともあります。絶対的な権力を持ったものが政治を行うと「独裁」になり、暴走を止めることが出来ない状況に陥りやすい。民主主義は合意性を重視する反面、即効性に欠ける場合もあります。数千年に渡って読み続けられて来た「聖書」の中に上記のような記述があります。神の存在を問う議論は別として、先人たちは「この行いは果たして正しいのか」と人間の中で論争すると同時に、形而上的な存在(神)に対して「神よ、あなたの目から見たときにこの行いは正しいでしょうか」と問いました。もしプーチンがこの聖書の一句を知っていたならウクライナに侵攻することはなかったはずです。この句の最後には『まかり間違えば神を敵に回すことになる』とあるからです。例え核兵器を持っていたところで「神を敵にして敵う戦争などない」ということは歴史が証明しています。