南シナ海で発生し北上を続けていたのに列島に近づくと一気に東に曲り、今朝九州佐世保付近に上陸したという台風4号の軌道は四国を横断して近畿地方に向かって来ています。地理的状況や気温、偏西風など様々な影響を受けながら毎年何度もこの「台風」に脅かされる日本列島です。太古の昔からその道筋はほとんど変わっていないのにこの災害に対する予防策はなかなか難しいものです。特に近年この台風の影響を受けた「線状降水帯」がもたらす被害は甚大です。科学が発達し、研究が更に進んでいてもこの「台風」を発生現場から根治させることは不可能です。ならば、人間の知恵を結集させて如何にその被害を最小限に留めるかだと思いますが、自然の力は決して侮ってはならないようです。今はアメダスなどの気象衛星から送られてくる最新の気象情報があり、それが大いに役立っていることは事実です。かつて予報などがなかった時代はただただ突然の災害を受けるばかりだったことだと思いますが、いつか未来にはこの災害をコントロールできる時が来たら本当に幸せだろうなあと思うことがあります。いつかあるかも知れない地球の滅亡に備えて、人間たちを宇宙に避難させる計画を立案している実業家がいますが、人類の叡智を結集させることで不可能を可能にできる時がきっと来ると信じています。そんな未来を夢見ながら今日は台風4号の最中に明日の展示会の搬入作業を行います。